秋山 けんたろう
2023.02.13
私は社会保険労務士試験を3回受験しています。
社労士試験は年に1度なので、不合格になったらまた1年待たないと受験できません。
勉強し始めたのが25歳の時で、合格した時が28歳でした。
社労士試験はある程度社会人経験を積んでから受験をされる方が多く、私のように事務系の仕事未経験で20代の合格者は希少かと思います。
社労士試験は全部マークシートです。
択一式の試験は5択の問題が70問。その年の難易度によって変動がありますが、このうちの概ね65%くらいが合格ラインになります。
…今回は実は社労士試験の解説をしたかったわけではありません。「原則」という言葉について話をしたかったんです。
社労士試験にはよく「◯◯の時は例外なく◯◯である」という問題が出ます。
でも、これはほぼ100%バツなんです。
何故なら社労士試験で出てくる法律のほとんどは「例外」もあるからです。
「原則◯◯です」という言葉を聞くと、「じゃあ絶対に守らなきゃいけないルールなんだ」と感じてしまうかもしれません。
しかし、「原則」はそんなに強い言葉ではありません。絶対に守らなきゃいけないルールは「原則」ではなくて「鉄則」です。
一文字違うと全然違います。
学校給食法では「原則は受益者負担(すなわち保護者負担)」となっています。
そのことを理由に国や東京都は学校給食の無償化に前向きではありません。
給食の無償化、実は法律的にやっても問題ないのです。まあ当たり前ですが。